リモートワークでワークインライフの実現を!
効率化・ライフハック大好きマネージャー、ひろ課長(@hiro_remotework)です。
「人の話は途中で遮らずに最後まで聞きましょう」
このように言われたり、研修で教わったり、本に書いてあったり…何度も見聞きした方は多いでしょう。自分の話を遮られると気分を悪くするくぜに、なぜか部下に対しては話の結論が見えたタイミングで口を挟んでくる人、あなたの周りにもいませんか?
今回は、人の話を最後まで聞くことで、聞き手側が得られるメリットについて考えてみました。
人の話を最後まで聞くことにより得られるメリット4つ
多くの方は、人の話を最後まで聞くことが正しそうなことは理解いただけると思います。
話を途中で遮らず、最後まで聞くことで具体的に得られるメリットは以下の通りです。
気持ち良く話しきってもらえる
他者への説明、特に部下から上司への説明は、いい話・悪い話を問わず緊張してます。そんな中で正しい情報を伝えてもらうことが、正しい答えを導き出すためには不可欠です。そのためには、話を途中で遮ってはなりません。途中で口を挟まないことで、
ということにつながります。その結果として、話し手である部下が不安感を抱くことなく安心して上司が知りたいこと・知らないことをインプットすることが可能となります。
この点を意識せず、話を途中で遮られてしまうことにより、
- 否定されているように感じる
- 「この人って感情的なんだなぁ…」と思われる
- 前向きな意見を出し辛い雰囲気になる
となり、話す側に不安な思い、そして不快な思いをさせてしまうことにつながります。
上下関係の有無を問わず、相手のことを不快に思った時点で、正しい答えが出る可能性は格段に下がってしまいます。そして、その不快感は翌日に消えるものではありません。別件にまで尾を引くことがないよう、しっかりと話を最後まで聞いてください。
いい議論ができる
気持ち良く話してもらうことで、思っていることを遠慮なく出し切ってもらうことができます。その内容は聞き手側である上司側が全く思いつかない内容かもしれません。
そして、その流れで議論が始まると、お互いに否定することなくいい議論が続きます。
その結果として
という可能性が格段に高まります。
何のために話を聞いているのか?という原点に戻って考えると、
・話を聞き、双方の考えをぶつけ合い、結論を決定する
という大きく異なる状況が想定されます。そして結論が大幅に変わってくる可能性もあります。ベストな回答・方向性を決めるのが目的であれば、どちらが正しいのか一目瞭然です。
実りある議論を進めるためにも、話を最後まで聞いてください!
回答までの時間稼ぎ
手短にポイントを絞った説明、ダラダラ同じところを繰り返すような説明。どちらのパターンにせよ、話を聞いている側は何らかのリアクションが求められます。
そのリアクションは「はい」「いいえ」で終わることは少なく、「なぜそう思うのか伝える」「次の指示を出す」等々、何らかの発言を求められることとなります。その際、途中で話を遮らずに最後まで時間をかけて聞くことで
という、双方にメリットがある理想的な形となります。
せっかく時間を割いて話をしたり議論したり決断したりするわけですから、話を遮ることで後悔するような決断をすることがないよう、しっかりと最後まで話を聞いてあげましょう!
新しい考え方をインプットする機会だと捉える
話の途中ではあるものの、明らかに言ってることが間違っていると思われる話を最後まで聞くのは、時間がもったいないと考えてしまうことも含めて、結構ストレスを感じます。
ただ、結論が見えている=自身の脳内では冗長な話 ではあるものの、
という点をメリットに感じ、「何か1つ新しいことを得てやる!」くらいの貪欲な気持ちで、最後まで話を聞くクセをつけてもらいたいです。
特に距離感が近くない相手ほど、しっかりと一言一句を聞き洩らさないことで、話をしている方の人となりや考え方を知ることにもつながります。最後まで話を聞くことで、距離感を縮めることができる機会であり、新しい考え方を知ることが出来るチャンス!と捉えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 人の話を最後まで聞くことにより得られるメリット4つ
- 気持ち良く話しきってもらえる
- いい議論ができる
- 回答までの時間稼ぎ
- 新しい考え方をインプットする機会だと捉える
日頃の業務で「成果の最大化が求められていること」は、ほぼ共通して言えるところでしょう。
そして、その成果を最大化させるために、メンバーの力を結集して知恵を出し切る。そのためにメンバーの考えていることを全て出し切ってもらうことが必要。と考えると、話を途中で遮るという選択にはならないと思います。
「人の話を最後まで聞く」という土台の部分をしっかりと固めた上で、成果の最大化に向けて頑張っていきましょう!
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