目の前に様々な悩みが立ちはだかるのが人生。そして、それを解決していくのも人生。
過去の自分が頑張っていれば起こらなかったこと、全く予想だにせず起こったこと、「あー、やっぱりなー」と想定通りに起こったこと。これらに対して悩みを抱くのは当たり前。
ただ、悩みの中には「悩んでも全く意味がない」ということも存在します。「意味がないと思われる悩み」について考えてみました。
コントロールできないことで悩まない
悩んだ時には解決策を考える。これは多くの人が実行していることです。
しかし、解決に導くことができるのは自分がコントロールできるものに限ります。ですが、自分がコントロールできないものを解決しようとすると、結果的に時間を浪費しただけ…ということになってしまいます。
そんなコントロールできない代表的なものは以下の2つになります。
過去
以前の自身の行いを後悔することもあれば、前任者が残していった負の遺産などもあったりします。それらは既に起きてしまったこと。誰もその事実を変えることはできません。
にも関わらず、前を向いてこれからどうすべきか考えるところ、後を向いたまま変えられない過去に拘る。こんな意味のないことはありません。
他人の心
何かを起こした張本人、態度が気に入らない部下、そりが合わない上司。社会生活を送っていると様々な人と関りを持つことがあります。
そんな相手の心を良かれと思って変えようとする。その意気込みは素晴らしいと思います。
しかし、現実的には、いい年をした大人の心を変えることは容易ではありません。ほぼ不可能だと考えてもいいと思います。これまでの数10年という長い年月で培ってきたものは人生観が大きく変わるような出来事がない限り、外部の力で変えることは困難です。
これからできることを考える
起きてしまった事実は事実として、これから先に何をしていくことで現状を変えることができるのか。それをしっかりと考えていくのが、今からやるべき事です。
できないことを悩むだけ時間の無駄
答えがない、やっても意味がないことを悩むのは時間の無駄!とは言え、過去や他人の心が気になることも事実。
そんな中で何ができるのでしょうか?
変えられないこと=前提条件
これは日頃から私が大切にしている考えの一つだったりします。
「過去に●●があったから」とか「あの人は◆◆だから」と考えるのではなく、
検討に際して「●●であること」「メンバーに◆◆という考えの人がいる」というのを前提として、これからできる対策を考えていきたい
というように考えることにしています。
「嫌な事があった」「嫌な人がいる」とは思わず、前提条件(もしくはハードル)と考えることで、後ろ向きな気分にならず対策を検討していけることが多かったです。
「天気」で練習してみる
実際に過去や他人の心について想像してみるのはストレスになることもあろうかと思います。
場数を踏めばある程度できるようになるでしょうが、わざわざ場数を作るのも大変なので、まずは「天気」でシミュレーションしてみるのはいかがでしょうか。
と考えるのではなく…
と考えるだけで、捉え方やその後の考動が違うものになるのは想像に難くないでしょう。
悩むのはコントロールできることに限定しよう!
生きていれば悩み事を避けることができない。そして悩みにはコントロールできること、コントロールできないことがある。
このことを常に念頭に置いて、貴重な時間や精神的なゆとりを損なうことなく、日々の悩み事を解決して、楽しく活き活きとした生活を送っていきましょう!
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